はじまりの日 大阪

2011年の東日本大震災をきっかけに有志が集まり、支援を続けています。

自分にできること

阪神大震災が起こった時、僕は9歳で神戸の灘区という、王子動物園で有名な下町に住んでいました。
友達も亡くし、家も無くなりました。

今回、東北地震が発生した時、色んな方から、過去の被災者として「当時、何が必要だったか?」「どんな事で心が安らいだか?」など色んな事を聞かれました。

ん~、、、

と、しばらく幼いときの記憶をたぐり寄せ考えてみると、1番欲しかったものは「明日、生きていられる」という保証と安心だったように思います。

子供ながらに大きな余震が起こる度、身体が硬直して自分の死の危険をいつも感じていた事だけは強く印象に残っています。

もちろん、お腹も減りましたし、寒かった。灯りも欲しかったし、お風呂にも入りたかった。

でも、1番は「生きたい」という、人間として極めてシンプルな思いでした。

過去の被災の教訓から、それが現地の子供達に自分が与えられるか、と問われると僕の微力な力では残念ながらどうする事もできません…。

しかしながら「生きたい、生きていける」という安心感は、日々の復興によって少しずつ増していったのも事実です。

電気がつき、暖かい物を食べ、お風呂に入り、徐々に瓦礫が無くなっていく街を見ていたら、街の皆にも自然と希望が湧いてきた様に思います。

今回のイベントで、そういった活動に少しでも反映されれば、と強く思います。

たくさんの方々が協力し、活動してくれているこのイベントに微力ながら僕もできるだけ協力できればと考えています。

皆さんも是非、ご参加下さい。

宜しくお願い致します。

LittleBirds 岡田